2026/08/08
コラム
【あなたの職場は大丈夫ですか?】2026年10月よりカスハラ対策が義務化
【改正労働施策総合推進法・指針の内容】
2026年10月1日より
従業員を持つ事業主に対し、カスハラ対策が義務化されます。
事業主は、以下の措置を必ず講じなければなりません。
・事業主の方針等の明確化及びその周知・啓発
・相談体制の整備
・事後の迅速かつ適切な対応
・対応の実効性を確保するために必要なカスハラの抑止のための措置
・そのほか併せて講ずべき措置
措置義務に違反した場合、厚生労働大臣(労働局長)から事業主に対して助言・指導・勧告が行われます。
正当な理由なく、これに従わない場合は「企業名の公表」という制裁措置まで設けられています。
更に措置義務に違反したことによって従業員が被害を受けた場合、民事損害賠償請求を受けるリスクも発生します。
【義務化の裏で現場が抱える問題】
「義務化されたことによって従業員の安全が確保され、より働きやすい環境になりました」とは残念ながらなりません。
現実的に人員・時間・専門知識の確保などの課題から、この措置義務に沿った体制を整えることは容易ではありません。
特に難しいのがこの3点です。
・相談体制の整備
→誰でも躊躇することなく相談できる適切な人員配置
・事後の迅速かつ適切な対応
→繁忙期や人手不足の時でも対応のスピードとクオリティを維持する必要
・対応の実効性を確保するために必要なカスハラの抑止のための措置
→顧客に対する措置のなかでも強い効力を有する出入り禁止や110番通報は慎重な判断が求められ、現場担当者の精神的負担になり得る
このように義務化されたものの、カスハラの起こった現場に当てはめて考えると、一企業だけでのカスハラ対策運用は難しいことが分かります。
【専門家を味方につけるという選択】
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